甲田光雄、小倉重成両先生、共に食事治療の大家
と言っていいでしょう。にもかかわらず、
長寿といえない年齢で亡くなられたのは何故?
おはようございます。
ちょっと、分かったことがありますので、わすれないうちに・・・。
甲田光雄先生が、亡くなられたのは 83歳。
小倉重成先生が、亡くなられたのは 74歳。
前にも言いましたように、
共に、長寿とは、言いがたいと思います。
両先生とも、90、100歳までいっておかしくないと、
私は、思っていました。
皆さんもそう思われたに違いないと思います?
では、何故、そうはいかなかったのでしょう?
結論を言いますと、
「実践する少食内容が、極端に少な過ぎた」
ということになりそうです。
つまり、人間が生きていくうえで、
最低必要とされる食べ物の「絶対量」が、
甲田光雄先生にも、
小倉重成先生にも、
欠けていたという結論に至りました。
もちろん、これは、私個人の推測ですが。
私は、甲田光雄先生が、亡くなられた時、
「えっ? 何故? まだそんなお歳じゃないのに!」
本当にそう思ったものです。
それからと言うもの、ずーっとその疑問が、
頭のどこかにひそんでいたのです。
しかし、最近になって、どうにかその答えが、
出たように思います。
長寿を研究している人たちグループの
データを見たことがありました。
それによると、長寿条件はいろいろあるのですが、
私の目をひいたのは、100歳長寿者の体型でした。
100歳長寿者たちには、
ガリガリに痩せた人は一人もいないそうです。
どちらかと言うと、見た目、
「やや、肥えているかな」 と、
思えるほどの体つきであったというのです。
それを知って、私は、
ハタとひざを叩く思いがしたものでした。
私は、昨年(2013)約1年ほど、
悪性リンパ腫の治療で入院しておりました。
その間、ガン治療に関する書籍を、
ずいぶん読みました。
ラジオ、テレビ、新聞、雑誌等々、
マスコミにもずいぶん注意を払ってきました。
人間、自分の生命が、関わると知ったら、
思いがけなく夢中になれるものですね。
かなりの「ガン通」になったように思います。(笑)
とりわけ、人の肉体を作り上げている要素の一つ、
「筋肉」 の役割がいかに大事であるかを、
思い知りました。
「筋肉」については、これまで、
時々触れてきたとおりです。
私は、ふだん、だいたい、体重 「55キロ」ぐらいを、
行ったりきたりしておりました。
それが、今回1年の入院で 「約15キロ近く」
減ってしまい、40キロ前後にまで落ちました。
一時、ベッドから起き上がれなくなったことが、
何度かありました。
また、カラダが冷えてしまい、
すっかり、寒がりになってしまいました。
筋肉が削げ落ちていく体験と、
入院中に知りえた筋肉の役割などを、
自分なりに、トータルとして考えた時、
私は、
甲田光雄先生、小倉重成先生の長寿に至らなかった
理由がわかったような気がしてきたのです。
つまり、
「 必要以上の ”少食”はむしろ長寿を阻害
してしまうのではないか 」 と。
「一日一食を含む少食は、病気が治れば、
2食なり、軽い3食に戻してもいいのじゃないか」
現時点では、そう考えるようになりました。
もちろん、世間は日進月歩。
今後、変化が起こるかもしれませんが・・・・。