前回、末期がんを克服したSさんの体験本認めないという
専門医のお話しをしました。その医師は治る根拠が示され
ていないとしています。そこに大きな落とし穴があるのでは?
専門医は、ガンが治る根拠を出せと言う!
ガンを自力で治したという体験の本は、かなり出ています。
また、多くの重症ガンを食事で克服に導いたという本も
けっこう出ているようです。
私も、そういう類の本は、たぶん30冊ぐらいは
持っていると思います。
冒頭の専門医が「S」さんの体験を認めないという本は、
実は、私が、ガン治療で入院した時、
最も励まされてきた 本 でした。
それを、前述の専門医(大場医師)は、こともなく、
「 証拠をみせろ・・そんな療法でよくなるはずがない・・・」
と言わんばかりの調子でSさんの書いた本を
否定しているのです。
そんなのウソだろう!
そこで、どういう風に否定しているかを、
一部、抜粋して、参考までに、お見せしましょう。
ーーここから
「・・・これら食事療法の効能が もし本当の話 ならば、
人類のがん克服に貢献する ノーベル賞級 の業績だと言えます。
当然、学術論文として報告し、世界中の患者さん達に
その素晴らしいやり方を届けようと努力すべきなのに、
そうされないのはなぜでしょうか?・・・」
(大場医師のブログより引用させて頂きました)
ーーここまで
ここで言われている「食事療法」というのは、
「ゲルソン療法」のことで、詳細は省きますが、
ドイツの「ゲルソン」という医師が開発した「食事療法」
のことです。
日本で実践されているのは、
「ゲルソン」の療法をアレンジしたものが多いようです。
私が励まされたという本の著者 S さんも「ゲルソン療法」を
基礎にして、自分用にアレンジして実行されていました。
では、大場医師が「認めない」と言う部分は、どこかを
抜粋してみますね。
その部分というのは、
Sさん(星野仁彦=精神科医)の書かれた
「 がんと闘う47の法則 」 (前にも書きました)
という本の一部です。
ーーここから
「・・・ガンが大腸から、肝臓に転移していることが
分かった時、私は、精神科医にあるまじきうろたえ方を
しました。
しかしながら、
” 国立がんセンターの統計 ” では、
私のようなケースは
” 5年生存率 0% ”
とされていたのですから、冷静でいられたらウソでしょう。」
ーーここまで
末期ガンに挑戦して20年以上たつ今でも
元気で医療にはげんでおられます。
さて大場医師は、そんな「S」さんの治療を、
上述のように批判されてるわけです。
特に、「それはおかしい・・」 と、
上記とは別のところで、おっしゃってる
” 5年生存率0% ”
という部分です。
大場医師は、
「 Sさんの本の記述では、当時の
” 5年 生存率データは 0% ”
がことさら強調されています。
ころが自分には奇跡が起きたのだと。
しかしながら、ここで冷静に捉えないといけないのは
星野氏が患ったのは 「大腸がん」 だということです。
大腸がんの肝転移は、ステージ IV(末期)
であっても治癒する可能性が十分見込める疾患です。
記述をたどると、彼の肝転移は 1cm 程度のものが 2個。
それらに対してエタノールを注入する局所治療を受けており、
結果はうまくいって腫瘍は 2つとも壊死したと書かれています。
この時点で、
星野氏の大腸がんは治ってしまったのではと私なら考えます。」
さらに、大場医師は、こうつづけています。
「 星野氏と同様な 2個の大腸がん肝転移の
生存成績は、手術のみで
”5年生存率 ”は約 60% ほど。
決して 0% などではありません
(東大病院やがん研有明病院の治療成績データ(2012; 36: 2171-8)
を参照すると)・・・」
さて、星野医師の体験と、それを否認する大場医師の
言い分を取り上げてみました。
ここで、ちょっと中断しますが、のちほど続きを
追加しますので少しお待ちください。
どうぞ宜しくお願いします。