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2019年06月15日

癌抗がん剤治療:副作用の苦痛より見えない心理的恐怖に驚愕!




こんにちは。



「相談があるから」と、

久しぶりに友人と会いました。

朝から何だろうと思いながら、まだガランとした
喫茶店で向き合いました。


僕は、最近やっとコーヒーが飲めるようになって
きました。


といっても、まだ、ミルク入りの「カフェオーレ」
ですけどね。


抗がん剤の副作用で荒れた胃の方が、
まだ「本調子」じゃないもんだから。


副作用ってなかなか回復してくれませんね。


まあ、人にもよるんでしょうけど。


それでもコーヒー好きの僕には、
これを口にすると「ホッ」とします。



退院して、生存率「5年の節目」を半年前に越えました。

先日の「定期検診」でも特に異常なしでした。


同時期の入院人で再発して再度入院した病院仲間の
話しもけっこう聞きます。

亡くなった人の話もポツポツと耳にします。


私にとっては、正直身につまされる話です。



そんな中、僕の場合は、まあ、なんとか

「悪性リンパ種末期」を克服できたかな・・と

思えるところまでは来たような気がします。


その意味では素直に喜ぶべきやな・・・と。





喫茶店で会った友人「S」はそんな僕を
見越して相談してきたらしいのです。


というのは、彼の奥さんがどうも「ガン」
にかかったようだというのです。


市内の大病院で診てもらったらしいのですが、
さらに大きな「兵庫医大」で検査することになった
というのでした。



いろいろ話しているうち、彼は、

「闘病中の副作用はどんなのがあるのか?」

聞いてきました。


入院前、副作用については、僕はさほど「ひどいもの」
とは考えていませんでした。

これが思いがけず、かくも苦しいもんだとは
全く想定外でした。


これについては、以前にも書いた通りです。


Sさんには、そのことについてを話してあげました。



しかし、実際には、

「副作用の苦しさ」以上のものが僕を悩ませました。

これは、どうしても人に話せない苦しみでした。




 
  < 死への恐怖 >



自分が「ガン」だと知った時は、
「ドキッ!」と胸の内で鼓動するのが分かるほどでした。

これは多分ガンになった誰もが体験する
ことだとだろうと思います。


それからは、なんとなく不安をかかえながら、
入院手続きとか、投薬の説明とか、諸々の
説明などが続きます。



僕の場合は早速翌日から、点滴による抗がん剤治療が
はじまりました。


約一週間です。


このあと、3週間おいて、2度目の点滴に入ります。

1回目から2回目までちょうど1か月です。

この間は、人や症状によって違うようです。


僕の場合は、1か月を「ワンクール」として
7クールを行いました。


その間に「副作用」に襲われるのは抗がん剤を打って
大体10日間ぐらいでしょうか。

これも人によって、マチマチのようです。


同室には、同じ癌患者が6人いましたが、
治療時間や、食事時間を除いては、お互い
テレビや、雑談で過ごします。


まあ、そんな時は適当に気はまぎれているのですが、
やっかいなのは、夜でした。

誰とも会話をしなくなると、自然に自分と
向き合うことになります。


夜もなかなか寝付けない日が
あります。


いよいよ、回診が始まり、それが毎朝の
日課のようになっています。


抗がん剤の効果が出ているかどうかを
しらべるわけです。


患部を触診するわけですが、なかなか
先生にも、分からない日が続きます。


この時なんです。


抗がん剤がいつ効き始めるのか?
あるいは、効かないのか?

「1か月間」ぐらいはあったでしょうか?



効き始めるまでは、

「自分はもうダメかも知れん?・・いや、効いてくれる
はずや・・・・・・・!」

そんな自問自答の繰り返しでした。



えたいの知れない不安が、心の中を
右へ左へ揺れ動くのです。


この時の死に対すると「不安」と「葛藤」を
どう静めたらいいのだろう??

気持の持って行きどころが分からず、
ホントに頭をかかえそうになりました。



あとで知ったのですが、

2年近く刑務所へ服役した
あの「ホリエモン」こと堀江貴文(48)さんは
死の恐怖でもだえ苦しんだとその著書にありました。






<ホリエモン=知られざる死への恐怖!>





まだ僕が入院中のことでした。

ふと、病院で手にした「ホリエモン」さんの
本を読んで、僕は思わず手が震えそうになった
ことをおぼえております。


本によると、

堀江さんは、獄中で思ったそうです。


「僕はずっと死への恐怖にとらわれて
生きてきた。 今もなおその恐怖はある。」


初めて「死の恐怖」を意識したのは、
なんと小学1年生の時だと言います。


突然

「僕は死ぬんだ」

という思いが襲ったそうです。



「お父さんも、お母さんもいつかは死ぬ。
 そして僕も死んでしまうんだ。
 この世から消えてなくなってしまうんだ!」


「景色が暗転したような、猛烈な
 恐怖に襲われた。」

とあります。


そして、

「気がつくと、その場にうずくまり、うなり声を
 あげながら頭をかかえていた。
・・・・・・・・。・・
 僕はどうすればいいんだ!
 嫌だ、 嫌だ、 僕は死にたくない!!」

と続いています。



さらに、

「 まるで発作を起こしたかのように、
  頭を抱えて、 
  ”ウワーッ” とうなり声を
  あげてしまうのだ! 」



堀江さんの心境が、胸を絞るように書かれている
のです。

文はまだ続くのですが、

人ってわからないものですね。


一時は時代の寵児であるかのように世間を騒がした

ある意味「スター」のような存在だったあの

「ホリエモン」さんに、こんな「裏」があったとは!?


堀江さんの言ってることは、前述した僕の「死への恐怖」を
代弁してくれているかのようで、ガタガタと
ふるえるような錯覚に落ちてしまいました。


これは、決して大袈裟ではなくホントに
そう感じていました。



僕は、癌によって、生まれて初めて

「死というもの」 

を意識しました。



相談してきたSさんにはこれから「ガン治療」を
行う奥さんについて、前述したような「話」は
もちろんできようはずもありませんでした。


ただ、平均的「副作用の苦痛」だけを
伝えたのみで終わりました。




それでは今回はこのへんで・・・・・・・。







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posted by 太助 at 14:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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